殆どの眼瞼下垂を全切開(挙筋短縮・前転法等)せず治せる新技術
目・二重整形 (眼瞼下垂)
前回のコラムに引続き、眼瞼下垂の新治療シリーズ第4回目のコラムです。 ●挙筋短縮法・前転法はハイリスク!今は代替法が存在します。 当院の新挙筋法や全切開を伴わない他の技術を組み合わせると、殆どの眼瞼下垂が治療できるだけでなく、クボミ・タルミ・多重ラインの修正・任意の二重ラインの幅や形・開眼度の調整・睫毛の形・瞼全体の左右差を更に改善させることも充分に可能です。 当院過去症例では、個別にアレンジするだけで複合的な瞼の諸問題に対して一度に平均、一石五鳥以上の効果を引き出しています。 本コラムシリーズ第1回目で申し上げていた「必要な縫合だけができれば、全切開のリスクを背負わずに眼瞼下垂が治療できる筈です」を具現化したオリジナル技術です。 更に最近では真性眼瞼下垂症例に対しても、新挙筋法を試みて一部に良好な結果を得ることができています。先ずはリスクや費用の低い新挙筋法から試みることも選択肢に入れて頂き、御検討下さい。 一見、真性眼瞼下垂に見える方々の中にも、挙筋は正常に運動するが挙筋腱膜が未発達である場合、挙筋の運動が相対的に弱いだけの場合、挙筋の麻痺が(脳神経疾患などで)一時的な場合などは、新挙筋法の適応となって根治できた方が当院には多数いらっしゃいます。 神経や筋肉が麻痺をしているのかどうか、薄く繊細な挙筋腱膜が充分に発達して存在しているかどうか、医師が診察してもMRIで検査しても(脳疾患など他に原因が判明する場合を除いて)殆どの場合、厳密な責任病変部位を特定できないことも少なくなく、自験例ですが挙筋腱膜を離断されていた「医原的眼瞼下垂」の症例でも治療に成功した症例がございます。 従って、新挙筋法を試みることは理に適っています。 ●瞬きができる眼瞼下垂の方は全て新挙筋法で治療可能です。 当院において仮性眼瞼下垂症例では、一切の全切開を伴う手術(挙筋短縮術・挙筋前転法・眉下切開・切除法・前額リフト術など)はもはや不要となっています。 寧ろ、当院の新挙筋法では眼瞼下垂が治るだけでなく、挙上度が目頭から目尻まで揃えて左右の瞼ごとで微調整することができて、取り返しのつかない重篤な後遺障害を残しません。新挙筋法は埋没法の一種ですので、(目頭切開やマイクロ切開脱脂を併用する場合もございますが)傷跡は針穴だけで済み、万一の場合でも埋没糸を針穴から抜去、またはやり直すこともできます(リバーシブル)。 結論を申しますと、瞬きができる(挙筋が麻痺していない)眼瞼下垂の方は全て、全切開を伴う挙筋短縮・前転法が不要で、全例新挙筋法の適応(つまり充分に治療可能)になります。 ●代替法を開発したのは当院です。 当院の眼瞼下垂根治のため新挙筋法は当院が独自に開発した術式です。立体4Dデザインによる開眼度の左右差調整もでき、過去の症例のDATA集計によると、2針4点固定以上で(原因によってマイクロ切開脱脂やオーダーメイドZ形成目頭切開を併用することがございますが)眼瞼下垂の根治率が9割前後、再発率が1割未満です。 術後2ヶ月前後すれば、瞼の折り畳みや開閉眼が安定してくる傾向があり、永続的な治療効果も充分に見込めます。仮に再発した場合でも、1針2点以上の追加施術で更に安定化を図ることができています。 ここで最も重要なのは、当院の新挙筋法のオーダーメイドデザインは瞼平面上の折り畳み位置のみならず、折畳ませる方向と深さ、開閉眼の動きまで個別にデザインに反映し、必要時には左右で異なる4Dデザインを行っているため、開発者自身である当院でしかできない特殊な職人技術を要することです。他院様の4点固定法とも次元が異なります。 症例は、美容医療の口コミ広場HPの「クリニック名から探す」→「Kunoクリニック」→「目・二重整形」カテゴリーの「症例写真」から、当院の眼瞼下垂治療症例を探してみて下さい。 ●既に全切開を伴う眼瞼下垂治療を受けてしまって切開瘢痕が目立つ場合には? 当院では上眼瞼の全切開術後瘢痕(傷跡)を、メスを用いずに特殊な技術で全例治療しています。目頭切開や全切開法によって生じた開閉眼障害やガタガタライン、過剰切除、不自然な目の形、兎眼、上方・下方三白眼、左右差、等様々な問題を治せる技術が当院にはございます。 特に、兎眼や上下三白眼(四白眼も)では当院以外の全てのクリニックにおいて恐らく再切開、切開後の癒着剥離、皮膚移植等の術式を勧められると思いますが、当院では根底から治療法のパラダイムシフト(抜本的進化)をさせることに成功しましたので、過去全例全切開も皮膚移植もせずに治療や症状の改善ができており、独自に実績を積み重ねています。 次回のコラムでは「新技術 メスを使わずに瞼の切開瘢痕と諸症状を一度に治療する」について述べて参ります。
公開日:2022/08/16