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美容医療コラム

普段表に出てこないような美容医療の裏話、最新の美容医療情報、美容整形術のポイントなどを美容医療の専門家が発信!

コラム一覧

ハイフで膣を引き締め⁉原理と効果について

婦人科形成 (その他(女性器の整形))

じわじわと認知が広がりつつある「膣ハイフ」ですが、実はよく分からないという方も多いのではないでしょうか。 今回は、膣ハイフの原理や効果、どういったお悩みを解決できるかを解説したいと思います。 まず、ハイフがどのような機械であるかを簡単に説明します。 ハイフは「High Intensity Focused Ultrasound」の頭文字をとって、HIFUとスペリングされている言葉で、日本語に訳すと「高密度焦点式超音波療法」と言います。 もともとハイフは美容目的で開発された訳ではなく、医療の現場で生まれた医療機器でした。 現在では前立腺ガン用の医療機器として、合併症の少ない治療法と言われております。 それらの治療法が2000年代から美容分野で応用され、美容用の機械として広く知られるようになりました。 日本では顔のたるみに対しての施術が最も有名かもしれませんね。 さて、肝心なハイフの原理ですが、虫眼鏡で太陽光を集める際に発生する熱エネルギーで紙が焼けることに似ています。 超音波を1点に集中させ、一次的に発生する高熱によって目的の組織のみを破壊することで、治療効果を得ることが目的です。 ハイフの特徴は、 ・高温のエネルギーを目的の部位のみに届けられる ・照射する深さを変えられる の2点にあります。 これには患者様へ以下のような効果があります。 ・皮膚にはダメージを与えない ・コラーゲン活性を活発化させる ハイフはピンポイントで熱エネルギーを当てられるため、皮膚表面にほとんど影響を与えずに脂肪組織破壊を起こすことが可能です。 また、ハイフは従来のレーザーや光治療・高周波RF治療では届かない深さまで熱エネルギーが届きます。 これらの効果により、フェイスラインを引き締め効果が期待できるので、たるみ改善の治療として日本でも多く行われています。 さらにハイフを膣へ応用したものが、今回ご紹介する「膣ハイフ」です。 膣ハイフは、膣内に照射しても粘膜表面を傷つけずに、粘膜表面の奥の粘膜下層、筋層と呼ばれる層へエネルギーを与えます。 お顔と同様にコラーゲン活性を活発化させるため、湿潤性を高める効果が見込め、膣粘膜が引き締められるので、大袈裟に言うならば、膣が若返るとも言えるでしょう。 では、膣ハイフでは具体的にどういったお悩みを解決できるか? 最も良い適応は、「加齢により女性ホルモンの分泌量が低下し、膣萎縮が起きている方」です。 膣萎縮が生じると、下記のような状態が発生しやすくなります。 ・膣内の粘膜のハリや弾力がなくなる ・乾燥、痒み、においなどが出やすくなる ですが、こうしたトラブルは、お顔のたるみのように年齢を重ねれば誰にでも起こりえます。 若い頃と比較して、変化を感じている方で、なるべくお手軽に治療を受けたいという方には良い適応になる可能性がある治療です。 そのほかにも、レーザーや高周波治療などの類似治療もありますが、筋層にまで届くのは今のところハイフだけと言われています。 一方で、ハイフは「効果の程度と持続期間は限定的」であるというところが弱点ではあります。 ハイフより高い効果と持続を求める方には、膣内にヒアルロン酸を直接注入するという方法がおすすめです。

解説 veary clinic ヴェアリークリニック

公開日:2022/03/03

自分の「しまり」を数字で知ろう!膣圧測定について

婦人科形成 (その他(女性器の整形))

膣圧という言葉を聞いたことはありますか? 膣圧とは、膣内にかかる圧力のことで、俗にいう膣の「しまり」のことを言います。 膣のゆるみに悩む女性は多く、 「そもそも本当にゆるいのか」 「もしゆるいのならば自分はどのくらいゆるいのだろうか」 という未知ゆえの不安やお悩みをお持ちの方が非常に多い印象です。 そして、膣の「しまり」は、なんとなく「ゆるい」とか「きつい」というようなふわっとした言葉や判定基準しかないと思われがちです。 上記のような不安やお悩みを抱えてしまって、でも具体的な解決方法が分からないままの方がほとんどではないでしょうか? 膣圧を測る方法は、いくつか存在します。 〇指で測る 膣圧を自分の指で測ることも可能です。 こちらは家でもできるのですが、この方法は個人の感じ方による自己評価というところが大きく、客観性がないため、正確ではありません。 〇専用の医療機器で測る 専用の医療機器を用いることで、実は身長や体重と同じように数値ではっきりと、膣圧を表すことができます。 この膣圧を正確に知ることが、みなさんのお悩み改善のための第一歩となります。 例えば、自分は糖尿病かもしれない、と思ったら病院に行って医師に相談したり、血糖値を測定したりしますよね? 膣圧も、それと全く同じことなのです。 専用の医療機器で膣圧を測定し、仮に、少しゆるい可能性があると分かった場合は、その次に、原因の分析が必要になります。 とその前に、そもそも膣圧とはどのようにして決まってくるかご存じでしょうか? 膣圧を決定する要素にはいくつかありますが、大きく分けるならば ・そもそもの構造や形状によるもの ・骨盤底筋の強さ の2つになりますが、順番に説明していきます。 <そもそもの構造や形状によるもの> そもそもの構造や形状によるものとは、人の生まれもった解剖学的構造によるものということになります。 非常にシンプルに言うと、その人本来の内腔の広さによるもの、ということです。 つまり、内腔がもともと狭ければ膣圧は高くなりますし、内腔が広ければ膣圧は低くなります。 <骨盤底筋の強さ> 一方、骨盤底筋とは、膣を周りから締め付ける作用を持った筋肉であり、この強さが強ければ、膣圧は高くなり、この筋肉が弱ってくると、膣圧は低くなります。 膣圧が低い方は、このどちらかが原因の場合もありますし、両方が原因の場合もあります。 医療機関によっては、膣圧を測定して数値をお伝えするだけでなく、こうした原因分析、さらには改善方法までお伝えすることが可能なところもあります。 ・自分の膣圧を数字で知りたい ・パートナーが満足していない気がする ・尿漏れが気になる ・膣内に空気や水が入りやすい気がする こういったお悩みをお持ちの方は、まずは一度ご自分の膣圧を知るところから始めてみませんか? 測定自体は非常に簡便で、1分もあれば可能ですので、お気軽にご相談ください。

解説 veary clinic ヴェアリークリニック

公開日:2022/02/14

ダウンタイムほぼなし、不感症治療!Gショットとは?

婦人科形成 (その他(女性器の整形))

「J E X  J A P A N  S E X  S U R V E Y2020(ジェクス ジャパン セックス サーベイ 2020)」という日本人の性に関するアンケートがあります。 5000人以上からの回答を得た報告では、なんと20-40代女性の「約66%」が性交渉の時に痛みを感じているという結果でした。 また、「50%」が快感を得られていない、あるいはオーガズムに達することができないという悩みを抱えていることがわかります。 このコラムを読まれている方の中にも、同様の悩みを抱えている方は少なくないのではないでしょうか? そして、体質のせいなのだと諦めていたりはしないでしょうか? 実は、このいわゆる不感症、医学の力で解決できる可能性があるのです。 それが、今回紹介する施術「Gショット」です。 Gショットの話に行く前に、まず、Gスポットの話をする必要があります。 皆さんはGスポットをご存知でしょうか? この器官は、膣の前壁に存在する、「オーガズムと密接に関わる部位」と言われています。 しかし、解剖学的には、「膣内の他の場所と異なる組織や神経が存在するわけではない」こともわかっています。 では、なぜGスポットは快感を生み出すのでしょうか? これには、陰核(クリトリス)の存在が大きく関わっていると考えられています。 陰核が刺激を与えられると、性的興奮や快感を引き起こすということは、ご存知だと思いますが、実は、陰核の大部分は体内にあります。 体外に露出しているのは、陰核全体からするとごく一部分です。 そして、体内の陰核に膣内から刺激を与えることが可能な部位が、Gスポットと呼ばれているのです。 ここでGショットの話に戻ります。 Gショットとは、Gスポットにヒアルロン酸を注入し、隆起させることで、Gスポットとペニスの密着度を増し、感度を高めるという治療です。 簡単そうに聞こえますが、ここで注意点が2点あります。 〇1つ目は、正しいGスポットの位置の把握〇 先ほど述べた、陰核の体内部分と膣前壁との解剖学的位置関係が把握できていないと、膣内に隆起が作られるだけになります。 そうすると、せっかくGショットを行なっても、不感症の解決にはならない可能性があるのです。 よく、膣入口から2cmくらいのところにGスポットは存在すると言われていますが、確かに多くの場合、それは正しいと言えます。 しかしながら、解剖構造は、人それぞれ。 ですので、正しくGスポットの位置を把握する必要があります。 〇2つ目は、ヒアルロン酸を入れる深さ〇 膣内から陰核への刺激を強めるためには、膣の粘膜下層というところにヒアルロン酸を入れていきます。 このやや深い層にまで入れないと、Gスポットを刺激しても、体内の陰核へうまく力が伝わらないため、ヒアルロン酸を入れる深さが重要になってきます。 例えて言うと、ビー玉の上に直接座った場合には痛いと感じますが、座布団を一枚敷くだけで、ビー玉があるのかさえわからなくなることと一緒です。 これらの注意点は施術する上で、大変重要です。 しかし、逆に言えば、これらの注意点に気を付けて治療することで不感症は、劇的な改善を望めます。 また、ヒアルロン酸注入の副次効果として、良質なヒアルロン酸を使用した際に、膣粘膜の湿潤環境が改善されるということも報告されています。 結果として、乾燥や潤滑不足で痛みを感じていた方にも、痛みの改善も見込める治療と言えます。 施術自体は、10分もしないうちに終わり、クリーム麻酔を使用すると、ほぼ無痛です。 また、性交渉は2日後から可能です。 日常生活に影響しにくい治療のため、手術は怖い、痛みが苦手、ダウンタイムをとりたくないという方も安心して受けられると思います。 「今までオーガズムを感じたことがない」 「感度を今まで以上に高めたい」 「濡れにくい」 「短時間の治療で日常生活のまま治療したい」 こんな方々におすすめの施術ですので、お悩みの方はぜひ一度ご相談にいらしてください。

解説 veary clinic ヴェアリークリニック

公開日:2022/01/31

エコーで脂肪を直接確認!? エコーガイドメソセラピーとは

痩身、メディカルダイエット (メソセラピー(脂肪溶解注射))

ダイエットや運動をどんなに頑張っても、脚だけが痩せない...、という悩みをお持ちの方は多いことと思います。 実際のところ、ピンポイントで部位を選択し、脂肪を減らすことは、人体のメカニズムから考えると「難しい」と言えるでしょう。 そんな成功の難しい部分痩せには、「脂肪吸引」と「脂肪溶解注射」がおすすめです。 部分痩せで一番確実なのは、「脂肪吸引」です。 施術にあたり、 ・ダウンタイムを3-6ヶ月くらい取ることが可能 ・手術においてどうしても0にはできないリスクを厭わない という方に非常におすすめです。 一方で、ダウンタイムが取れない方や、手術は怖いという方には、「脂肪溶解注射」がおすすめできます。 脂肪溶解注射は、効果が少ないと言われることもありますが、これにはいくつか理由があります。 ①脂肪溶解注射を打つ「量」の問題 脂肪溶解注射は、その名の通り、脂肪を溶かし、血管内に老廃物として取り込んだ後、体外に排出することで脂肪を減らします。 ですが、脂肪溶解注射はあまり大量に打つと体への負担が大きいため、一度に打てる量には限度があります。 複数回に分けて打っていきますが、患者様はどの程度打てば終わりがくるのか分からず、効果を実感できる量を打ち終わる前に途中でやめてしまうケースがあるのです。 ②脂肪溶解注射を打つ「場所」の問題 皮下脂肪は、皮膚と筋肉の間に存在しますが、脂肪組織は、筋肉近くの深い場所に行くほどサイズが大きいという報告があります。 そして、このサイズが大きい脂肪組織を狙って打つことで、脂肪溶解注射の効果がさらに引き出せると言われています。 しかし、筋肉近くの深い位置への注入は、筋肉を傷つけてしまう可能性があるため、簡単ではありません。 この問題を解決し、より効果的な治療となるのが『エコーガイドメソセラピー(エコーを補助に用いた脂肪溶解注射)』です。 エコーガイドメソセラピーのメリット① エコーを用いて実際に脂肪の様子を患者さんと一緒に見ながら、脂肪の厚みを計測し、そこから注射薬の必要量を計算します。 これにより、「過不足ない1回量」と「通算の予測必要量」を医師と患者さんとの間で共有できるため、最終目標が明確になります。 また、エコーで脂肪と筋肉の様子が直接見えるため、筋肉をぎりぎり損傷しない場所に注射が可能です。 そのため、患者様の体への負担は軽減されます。 エコーガイドメソセラピーのメリット② エコーで脂肪の厚みを計測できるため、客観的に効果の程度が評価が可能になります。 従来の方法である、単純にメジャーで周径を測定する方法では、筋肉のコンディションによって、どうしても数字が変化してしまい、「脂肪だけ」の評価をしにくいのが現状です。 しかし、エコーを使用することで、我々も、患者様も脂肪自体を直接視界に捉えられます。 そうして「脂肪そのものの量の変化」を測り、数字として正確に評価できるため、患者様も効果を実感しやすいと言えます。 エコーガイドメソセラピーのメリット③ 先述のように、エコーで毎回評価することにより、脂肪溶解注射の薬剤の量を適切に増減できます。 そのため、患者様の体への負担を軽減しつつ、目標や理想に近づくことが可能です。 『エコーガイドメソセラピー(エコーを補助に用いた脂肪溶解注射)』は、従来の脂肪溶解注射で効果を感じている方はもちろん、否定的だった方にもぜひお試しいただきたいメニューです。 脚の部分痩せにご興味のある方は、一度ご相談にいらしてください。

解説 veary clinic ヴェアリークリニック

公開日:2022/01/27

美しいヒップを医学の力で手に入れる!ヴェルベットヒップとは?

豊尻・ヒップアップ

ヒップケアにおいて、 「ヒップの黒ずみが気になる」 「ハリがなくなってきたかも」 「キメの粗さが目立つなぁ」 というお悩みを持つ方は、意外に多くいらっしゃいます。 ですが、このような悩みは人には言いづらく、また、他の人から聞く機会もなかなか無いため、「こんなことで悩んでいるのは自分だけなのでは?」と思い込みがちです。 また、今の時代、美容医療はほぼ全身に渡り行われていますが、なぜかヒップケアだけは「医療の守備範囲外」と思っている方がほとんどなのではないでしょうか? みなさんがそう思われるのも当然のことで、多種多様な治療法が存在するお顔などの施術に対し、ヒップは豊尻と呼ばれるヒップアップ治療が存在する程度なので、ヒップに対する施術を選びようがないと諦めてしまうからです。 今回は、そんなお悩みをお持ちの方へ向けて、おすすめの施術を紹介したいと思います。 〇ダーマペン治療 ダーマペン治療は、皮膚に肉眼では見えないほどの微細な穴を開け、皮膚が自力で再生しようとする能力を引き出す治療法です。 肌の生まれ変わりを促進するため、肌質改善に繋がります。 〇ピーリング剤治療 不要になった角質や自然に剝がれなくなった角質を除去する事で、お肌の再生や新陳代謝を促し、美しい肌を保つ治療です。 ◎『ヴェルヴェットヒップ』 上記の説明のようにそれぞれの治療法は、単独でもヒップに対し、大変効果的な治療法です。 しかし、これらを組み合わせることで、より一層の美肌効果やハリ改善が望めます。 お顔に行う施術同様、ヒップにダーマペンで微細な穴を開け、その後ピーリング剤を塗り込む治療法をヴェルヴェットスキンと呼びます。 それをヒップに応用したものが『ヴェルヴェットヒップ』です。 同様と言っても、お顔とヒップでは肌質、皮膚の厚み、リンパの流れが全く異なるため、効果も少ないのではと心配に思う方もいるかもしれません。 ですが、ヴェルヴェットヒップは、 ・ダーマペンの設定 ・使用薬剤の量や配合 ・薬剤を塗り込む時の順序や方向など これらをヒップ用に検討を重ねて得た治療法です。 また、ダーマペンにも、ピーリング剤にも種類がありますが、当院でも使用しているものの組み合わせは以下の通りです。 <ダーマペン4> ~特徴~ ・今までのローラータイプではなく、ペン型の機材 ・先端にある複数の超極細の針が振動 ・皮膚に刺さる針の長さの調整が可能 ~メリット~ ・垂直に針が刺さるため、場所に合わせた的確なケアができる ・素早い振動によって、穴を開けた際の不快感が軽減される ・皮膚の厚さやお悩みに合わせて皮膚への深度を細かく調整できる となっています。 <P R XーT33> ~特徴~ ・皮膚剥離を起こさせずにピーリングができる ・別々の速度で、別々の深度へ含まれている薬剤が浸透する ・正確な成分配合がされている ~メリット~ ・ピーリングにありがちな赤みや乾燥が起こりにくい ・ただ塗り込むだけで肌の奥まで浸透する ・高い美白効果や皮膚のたるみ改善が期待できる それぞれの機材と薬剤によって、お顔の美肌・美白効果と何ら変わらない効果が期待できますし、ヒップは普段のケアがお顔ほど行き届きにくい場所であることから、むしろお顔よりも劇的な変化を感じられる方も多くいます。 この効果に加えて、ヴェルヴェットヒップは即効性と持続性の両方を兼ね備えています。 ダーマペンによる1-2日程度続く赤みやほてりが抜けた直後から、効果を実感でき、そこから数ヶ月にわたりコラーゲンが生成されるため、持続性も抜群です。 『ヴェルヴェットヒップ』は美しいお顔と同様に、美しいヒップを目指す! そんな美意識の高い方にぴったりな施術です。 ・ヒップを美しくしたい ・すぐに効果が欲しい ・ヒップケアは美容クリニックの範囲外と思っていた こんな方々は、ぜひ一度ご相談にいらしてください。

解説 veary clinic ヴェアリークリニック

公開日:2022/01/27

小陰唇縮小手術|術前デザインと臨床経験の重要性

婦人科形成 (小陰唇縮小)

「婦人科形成」や「女性器形成」と言われる美容医療分野は、比較的新しい領域です。 しかし、整形大国であるお隣の韓国はもちろん、欧米などの諸外国では、非常にポピュラーな美容医療領域となりつつあります。 実は、我が国でもここ5年ほどで、「婦人科形成」や「女性器形成」の治療件数がどんどん増えてきています。 中でも、「小陰唇縮小手術」は、最も施術件数の多い手術の一つです。 これは裏を返せば、それだけ多くの人が小陰唇に何かしらのお悩みを抱えているということになります。 このように治療件数が増えてきている背景としては、欧米文化流入の影響でV I O脱毛が大変流行していることが少なからず影響を与えているのかもしれません。 デリケートゾーンを脱毛することでそれまで見えにくかった自分の女性器外観に関して、お悩みを初めて持つ方も多いようです。 この小陰唇というのは、外性器のヒダ状になっている部分で、尿道口や膣に菌が侵入しないようにする役割を持ちますが、見た目の上でも最も目立つ部分であることから気にされる方が特に多い部位です。 他人と気軽に比べられる場所でもないことから、いわゆる「普通」の形状というのがわからない、と人知れずお悩みを持ち続ける方が多くいます。 また、小陰唇が肥大していると、 ・衛生面 ・きついズボンを履いたときの痛み ・スポーツの時の痛み ・尿が飛び散りやすい など外見以外にも問題が生じる可能性もあります。 こうした問題を解決する方法として、余分な小陰唇を切除、縫合するというシンプルな手術が「小陰唇縮小手術」です。 「小陰唇縮小手術」で調べれば、この他にも色々な情報が出てくるため、そうした一般的な情報は他の方に任せるとして、ここでは、他ではあまり出てこないであろう少しマニアックなお話をしたいと思います。 今回のテーマは、 「小陰唇縮小手術の出来栄えを決める要素とは何か?」 です。 小陰唇縮小手術の出来栄えを決める要素。 これは、「術前デザイン」と「糸をかける深さと間隔」の2点にほぼ尽きると言って良いでしょう。 順に説明していきます。 ①術前デザインについて 小陰唇縮小手術の術後に最も問題になるのは、過剰切除ですが、簡単に言うと「小陰唇を切り過ぎてしまう」ということです。 小陰唇は、前述した通り、膣内への雑菌の侵入を防ぐ役割も担っているため、過剰切除は乾燥の原因や膣炎が頻発する原因になります。 また、切り足りないところを切り足すのは簡単ですが、切り過ぎてしまったものを戻すのは非常に難しいため、施術する上では絶対に避けたいところです。 この過剰切除が起きてしまうパターンとして、患者さんの希望のままに小陰唇ほぼ全てを切るようなデザインにしてしまうことが挙げられます。 小陰唇縮小手術を希望される患者さんは、コンプレックス故に小陰唇の黒ずみ部分を全て切除してほしいという要望を持っていることが多く、全て切除してほしいという方もいらっしゃいます。 ですが、小陰唇は切除した直後から最終的には皮膚が縮んで馴染む、ということにも留意しておかなければなりません。 医師側にこうした過剰切除のリスク管理が不足していることが原因で、取り返しのつかない結果が生まれてしまうことも残念ながら少なくはないのです。 よって経験のある医師の多くは、患者さんが希望する切除ラインよりも、小陰唇を大きく残すようなデザインを勧めるようにしています。 この際、何よりも重要になってくるのが、術前に行う医師患者間でのディスカッションです。 すり合わせをきちんと行なって、納得していただいてから手術に進むということが、患者さんにとって何よりも大事になってきますので、事前のカウンセリングではしっかり話し合いましょう。 ②糸をかける深さと間隔について これは手術用語でバイトとピッチと言います。 我々外科医は、最初はスポンジとかタオルにひたすら針糸をかけてこのバイトとピッチを自在に操れるようになるまで練習します。 そして、各部位に最適なバイトとピッチを先輩医師から直接学んで、自ら経験することで体得していくのです。 こうしたことは教科書では学べない部分ですので、経験が重要になってきます。 バイトとピッチがいい加減だと、仕上がりがでこぼこしてしまうという悲劇が起きかねません。 より良くするための施術ですので、我々外科医は常に技術を向上することで、患者さんの術後の不安を減らすよう心がけています。 いかがでしたでしょうか? 少しマニアックな話になったため、患者さんの立場からはすぐに直接活かせるといった話ではなかったかも知れません。 ただ、単純に切って縫うという手術においても、我々外科医はこうした深い思慮を持って行なっているのだと知っていただければ幸いです。

解説 veary clinic ヴェアリークリニック

公開日:2022/02/14

切らないわきが治療「ビューホット」と「ミラドライ」の違い

わきが手術・多汗症治療 (ミラドライ)

今主流になってきている機器による切らないわきが治療「ビューホット」と「ミラドライ」 わきが治療を考えている方の中には「何がそこまで違うのか」「効果はどれほど違うのか」と思っている方は多いのではないでしょうか。 「ビューホット」 ビューホットは先端のチップについている36本の細かい針から高周波を放出することで わきがのニオイの原因となるアポクリン腺を高周波による熱エネルギーで破壊します。 「ミラドライ」 ミラドライは電子レンジにも使用されているマイクロ波を照射することによってわきが の原因であるアポクリン腺を破壊します。 ~「ビューホット」と「ミラドライ」の違いと特徴~ ①よりニオイに効果的「ビューホット」  より汗に効果的「ミラドライ」 ②1回の照射がピンポイント「ビューホット」  1回の照射が広範囲「ミラドライ」 ③わきが・チチガ・すそわきがにも対応「ビューホット」  わきがに対応「ミラドライ」 ※実はわきがは脇だけでなくアポクリン腺が多く存在する乳輪回りやデリケートゾーンにも発生する可能性があり、気になるデリケートゾーンのニオイはすそわきがだったという場合のも少なくありません。 ④施術時間:両脇30分程度「ビューホット」  施術時間:両脇60~90分「ミラドライ」 「ビューホット」「ミラドライ」は共に切らないわきが治療であり、ダウンタイムや痛みが少なく魅力的な治療です。 治療の特徴や効果の特徴に違いがあるためより自分の悩みに合った治療方法を行うことをおすすめいたします。 また「ビューホット」であれば多汗症ボトックスと組み合わせることでニオイ・汗に最大限の効果を期待することもできます。

解説 東郷美容形成外科 福岡

公開日:2021/06/23

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