八事石坂クリニック 八事院

多汗症ボトックス注射

「1日中タオルが手放せない」「汗で周囲に不快感を与えていないかと不安になる」そんなお悩みをお持ちの方におすすめなのがボトックス注射です。 わきのお悩みというとワキガが有名ですが、ワキガと多汗症の治療法は全く異なるため注意が必要です。 汗を発生させる組織（汗腺）には、「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」があります。 ■多汗症の原因「エクリン汗腺」 【症状】 多汗症の原因となっているのは「エクリン汗腺」です。 「エクリン汗腺」は全身に存在する汗腺ですが、人によって分泌される汗の量が違います。 汗の分泌量が必要以上に多いと様々な弊害をもたらすことになります。 また、緊張・不安などのストレスから交感神経が狂い、気温とは関係なく汗が過剰に放出される場合もあります。 【治療法・効果】 多汗症の治療法としては、Wの発汗抑制効果がある「ボトックス注射」が有効です。 ①ボツリヌス菌から作られたボトックスをわきに注射すると汗腺が細くなり、発汗を抑制できます。 ②ボトックスには発汗の原因である交感神経の働きを弱める作用があるため、汗の分泌を根本から抑えます。 また、効果として汗の量が減るのはもちろん、汗によって拡散されていた臭いが軽減できる点もメリットの1つです。 ■ワキガの原因「アポクリン汗腺」 【症状】 ワキガの原因となっているのは「アポクリン汗腺」です。 毛穴に存在する「アポクリン汗腺」から分泌される汗には皮脂が含まれています。 その皮脂を、皮膚に存在している常在菌が分解する際にワキガ特有の臭いを発生させます。 【治療法・効果】 ワキガの治療法としては、根本から解決できる「剪除法（せんじょほう）」が有効です。 ワキガの原因である「アポクリン汗腺」を医師が直接目で見ながら取り除くので、結果的に完治率が高く、再発が起こりにくい治療法です。