肉厚な鼻をシュッと見せる方法

KUNOクリニック　 麻布院　クリニックナインフィールズ総院長

九野広夫男性

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鼻形成歴約22年、美容外科専門医 Clinic Nine Fieldsの九野です。カトシさんのお写真とコメントを拝見しました。美容外科や形成外科の世界では、同じ御希望を仰っても担当医によって、返答される手術プランにはアプローチの考え方と技術格差が格段にあります。

小鼻縮小手術では呼吸抑制が生じる可能性があるのと、却って鼻尖部（ダンゴ鼻）が太く見えてしまう恐れがあります。カトシさんの鼻では特に、鼻孔の形が外向きに細くなってしまいそうなタイプです。ご自身の鼻で鼻翼をすぼめる様なシミュレーションをしてみて、その何れかが生じる場合には、やはり小鼻縮小術自体が不適応になることが充分考えられます。笑顔時に小鼻が広がってしまうタイプの方は、外側切除をされると余計に鼻が潰れたように外側にけん引されて鼻が低くなり、笑顔がひきつるか却って小鼻が広がります。傷跡が外側に目立つ様な（外側）切除方式やフラップ法はパッチワークの様な不自然な皮膚の継ぎ目が隠し切れず、生涯マスクが外せなくなると仰る方々もいるくらいです。

カトシさんが仮に鼻尖縮小を御希望されていても、たとえ鼻の専門医が勧めたとしても傷跡が鼻中隔に目立って残る「OPEN法」もNGです。

鼻先を糸で縛るだけの鼻尖縮小手術（鼻尖結紮法）は、後々に移植軟骨の壊死や鼻尖軟骨の損傷等によって鼻尖部の硬化や変形を来す可能性が高く、慢性の発赤や疼痛に悩み続けることになりがちです。

一方で鼻尖部に耳介軟骨などを移植する手術でも鼻尖部の移植軟骨片の壊死と被膜形成、挿入糸による鼻尖軟骨の破損で破損片による突き上げ、鼻尖真皮下の毛細血管の増殖、鼻尖真皮の菲薄化等が生じることが多く、後々に硬化や変形、慢性発赤などの後遺障害を発症してきます。

現在は、もっと進化した技術でカトシさんに最もマッチングした術式があります。お写真からは、鼻尖部がやや太い形状が見受けられますので（完全CLOSE式）鼻尖軟骨切除術（必要時、再移植術）だと考えられます。「小鼻」と「鼻尖部」を両方同時にかつ永続的に自然な形状で細くなり、軽度のダウンノーズ化も可能ですので、小鼻の垂れ下りも視覚的に改善されるでしょう。下記HPを御参考になさって下さい。

https://clinic-nine-fields.com/column/

九野広夫先生の鼻の整形の症例 （アフター）

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